中
将じょう の 君きみ
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中ちゅう
納な 言ごん
の 君きみ 、 中なか
務つかさ |
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長ちょう
生せい 殿でん
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中国、唐の皇帝の離宮の名。長恨歌には、玄宗皇帝が楊貴妃に、ここで比翼連理の愛を誓ったとの故事がある。 |
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九つ
十づ 九ら
折お り |
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弦つる
を 鳴 ら す |
弦打つるうち
といって、魔除けのため、矢をつがわず弓の弦をひき鳴らすこと。 |
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輦て
車ぐるま |
輿に車輪をつけて、人の手で引く車。東宮・親王・女御・大臣・大僧都などが、勅許
(天皇の許し) を得て乗り、そのまま内裏に出入することが出来た。更衣が勅許を得るのは破格。 |
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殿
でん 上じょう
人びと |
上人うえびと
・雲の上人ともいう。四位・五位の中で清涼殿の殿上の間に昇ることを許された者。及び五位・六位の蔵人をいう。 |
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殿
でん 上じょう
童わらわ |
貴族の子弟で、元服前に、公事などの見習のため、清涼殿の殿上の間に出仕を許された少年。 |
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藤とう
式しき 部ぶ
の 丞じょう |
藤原氏で、式部省しきぶしょうの三等官。式部省は、中宮の儀式や文官の人事をつかさどり、大学寮を管轄する役所。 |
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頭とう
の 中ちゅう 将じょう
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近衛の中将で、蔵人所の次官である蔵人くろうど
の頭とう を兼ねた人。 |
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独どつ
鈷こ |
仏具。金剛杵こんごうしょの一つ。鉄または鋼製で、両端が分かれておらず、修法などの際、手に握り持つ。煩悩を打ち破る意を表す。 |
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宿
直とのい |
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<訪と
は ぬ は つ ら き も の> |
「君をいかで
思はぬ人に 忘らせて とはぬはつらき ものと知らせむ」 ( 『 源氏釈 』 ) |
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屯とん
食じき |
強飯こわいい
(お米をせいろでむしたもの) を卵形に握り固めたもの。宴の時に弁当として庭上にいる身分の低い者に与えた。 |
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内ない
侍し |
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亡き子のために思い迷い、どうしてよいのか分からぬ親心の闇 |
「人の親の
心は闇に あらねども 子を思ふ道に まどひぬるかな」 ( 『後撰集』 巻十五・雑一・藤原兼輔 ) を踏まえる。 |
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<
亡 く て ぞ 人 は 恋 し か り け る> |
「ある時は
ありのすさびに 憎かりき なくてぞ人は 恋しかりける」 ( 『源氏釈』 ) |
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