〜 〜 『 寅 の 読 書 室  Part \』 〜 〜

2011/09/12 (月) 般 若 心 経 (二)

観自在菩薩、深般若波羅蜜を行じし時、五蘊皆空なりと照見して、一切の苦厄を度したまえり。
舎利子よ、色は空に異ならず。空は色に異ならず。色はすなわちこれ空、空はすなわちこれ色なり。受想行識もまたかくのごとし。
舎利子よ、この諸法は空相にして、生ぜず、滅せず、垢つかず、浄からず増さず、減らず、この故に、空の中には、色もなく、受も想も行も識もなく、眼も耳も鼻も舌も身も意もなく、色も声も香も味も触も法もなし。眼界もなく、乃至、意識界もなし。無明もなく、また、無明の尽くることもなし。乃至、老も死もなく、また、老と死の尽くることもなし。苦も集も滅も道もなく、智もなく、また、得もなし。
得る所なきを以ってのゆえに。菩提薩?さつた は、般若波羅蜜多に依るが故に。心に?礙けいげ なし。?礙けいげ なきが故に、恐怖あることもなく一切の顛倒夢想を遠離し涅槃を究竟す。
三世諸仏も般若波羅蜜多に依が故に、阿耨多羅三藐三菩提を得たまえり。故に知るべし、般若波羅蜜多はこれ大神咒なり。これ大明咒なり。これ無上咒なり。これ無等等咒なり。
よく一切の苦を除き、真実にして虚ならざるが故に、般若波羅密多の咒を説く。すなわち咒を説いて曰わく、ぎや てい ぎや てい ぎや てい そう ぎや てい  
般若心経

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