宴
已
んで 高閣
夜
気
靜
なり
遥
に聞
く 欄外
五
更
の鐘
臥
して 君王
に伴
う 玉
枕
の側
眈々
猶
銀
燭
の 紅
なる在
り
急
に聞
く 轟々
たる 戦
鼓
の声
攻撃
四
面
山
崩
るるが如
し
叛
く者
は誰
ぞ 賊
光秀
謀
逆
攻
め来
る 百
萬
の兵
低
士
驚
愕
皆
懼
れを抱
く
紛
擾
恰
も 鼎
中
の沸
くが如
し
身
を挺
して 直
ちに当
る 虎
狼
の群
侃然
誰
か敵
す 忠
義
の気
豈
計
らんや 君王
既
に弑
に遇
う
身
も亦
た 百
戦
して 数創
を蒙
る
満身
の紅血
流
れて止
まず
玉
骨
遂
に砕
く 奮戦
場
憐
むべし 紅顔
の美
少
年
遥
かに拝
して 本
能
寺
の煙
と為
る
涙
??
我事
終
る
憤慨
切慄
腹
を屠
って斃
る
身
は死
して魂魄
光秀
を擁
す
蒼天
を睨
んで死
す 花
一輪
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